情報管理
わが社では個人情報保護方針(Pマーク)に則り、個人情報及び特定個人情報の適切な保護、取り扱いを行っています。
カラーマネジメントシステム
校正機と各印刷機械のカラーマッチングにより、プロファイリングを整備しています。
そのため本機色校正が円滑に進められるとともに、色校正から本生産までの色ブレの心配がありません。
簡易校正(本紙)
デジタルインクジェットによる校正出力。
各印刷機のカラープロファイルを取り込んでいるため、少ない色ブレで校正が可能です。
本機本紙色校正
厳しい色のご要望や再現が難しいデザインの場合には、実機による本機本紙色校正をお勧めいたします。
CCM(カラーマッチングシステム)
インキ調色は印刷技術の中でも特に熟練を必要とします。
色には色合いや明るさの他に透明感、深み、厚みがありそれによって調色に使用するベースインキを変えなければなりません。
また印刷する材質やラミネートの有無などによっては印刷後に色が変化してしまうためあらかじめ結果を見越した調色が必要です。
それほど複雑かつ繊細な調色は当社にあるデジタル光分計で分色しただけで全てズバリの印刷色を出すことはとうてい無理です。
そこにはどうしても優れた人の目、技術、知識、イマジネーションが必要となります。 当社オペレーターは6ヵ月養成マニュアルにより全員がこの繊細なインキ調色に精通しています。そうして作り上げられた調色のプロセスは全てCCMカラーマッチングシステムに記録され、リピート時に誰が担当しても同じプロセスで色むらのない安定した調色ができます。全てをデジタルに頼るのではなく、デジタルの利点は最大限に利用しながらも人間の持つ優れた能力は磨きに磨いて全員がそのレベルを保つ、このバランスが取れてはじめて良いものづくり、安定したものづくりが可能になると考えます。
お客様が希望される色再現が印刷で必ずしも100%得られないことがよくあります。
それはお客様のお手元にある色見本カンプがインクジェットプリンターの出力だったり別の印刷方式だったりするためですが、かといって違うのは当たり前とあきらめてしまってはプロフェッショナルとは言えません。そこにはどうしてもすり合わせのテクニックが必要になります。
色のすり合わせはご要望に応じ5段階の方法が選べます
- 当社印刷機とカラーマッチングした校正プリンターで出力し、およその印刷イメージをお客様に確認、了解してもらう
- 部分的に特別こだわりのある色はそれだけ抜き出してカラーとは別に特色印刷する。
- 仕上がりが近くなるようにデータを修正し、 校正プリンターで出力して確認する
- 校正プリンターで寄せた後、本機で色校正を印刷し確認する
- 本機色校正をもとに再度データを修正し再校正ないし本生産に入る
(各段階の費用に関しましてはお問い合わせ下さい)
また、お客様においでいただいての印刷立ち会いでは特に自社製版設備が威力を発揮します。
生産機での印刷がお客様のご要望どおりに上がらないときは、待機している製版スタッフがすばやくデザインデータを修正、製版して再度印刷しお客様を極力お待たせいたしません。全体あるいは部分的な明度、彩度の上げ下げやCMYKのカラーバランスの修正、網点の追加や消去といった細かな作業を経験豊かなスタッフが過去の豊富なデータをもとに行います。
また、同時にそこには的確な要求を製版へ伝える印刷オペレーターの高い能力も欠かせません。限られた時間の中で持てる能力を全て動員しいかに速くお客様に満足していただくか、まさにプロフェッショナルとして腕の見せ所です。
製造工場生産管理
工場内への入場手順
- 指定のネット及び不織布の上着を着用、入館証を首にかける
- 工場内持込可否一覧の確認
- 安全靴に履き替え
- コロコロの実施
- 手洗い
- 鏡の前で全身を確認
- 粘着シートに両足を付ける
- エアシャワーを通る
製品検査
スキャナーによる校正
製版、印刷(刷りだし)、製品検査の各製造段階において、スキャナーによる校正機での確認を実施しています。何か不具合が発生した場合でも、確実にどこかの工程で発見、ストップできる管理体制を敷いています。
高精度なCCDカメラによる全数カメラ検査実施
当社では0.25ミリ以上の汚れやピンホールを発見するCCDカメラが搭載された検査機を使い、印刷されたラベルを全数検査しています。毎分150mという高速で精査しながら今まで人間の目では見つけられなかった微少な欠点を発見し自動停止します。
より速くより確実な製品のために今やなくてはならない機械ですが、当社では他社に先駆けて2000年からすでに導入、稼動しています。
可変情報カメラ検査
当社では、可変印字されたシリアルNo.や可変QRコード、その他各種可変情報のカメラ検査を実施しています。元データと照合し、読み取り確認及び、重複や印字漏れ、印字不良が無いかを漏れなく、確実にチェックしています。欠番管理が必要なラベルにも対応しています。
トレーサビリティ
ロットNo.シールによるトレーサビリティ(トラブル対処)
当社製品には1巻あるいは1束毎に固有のナンバーを持つロットシールが貼られています。このナンバーからはいつ誰がどの機械で印刷し、誰が検査し合格判定したのかや、原紙ロット、印刷列番号など必要な情報が全て追跡することができます。これによりひとたび問題が発生した場合にはその発生原因と範囲、使用できるものとしてはいけないものの識別が瞬時にでき、その後の迅速な対処を可能にします。メーカーとしてあってはならないクレームですが、もしあったときには被害を最小限にとどめるシステムもまた常に整備しておかなければなりません。
作業環境
空調・空気清浄機完備のクリーンな密閉型工場
当社印刷工場は冷暖房完備はもちろんのこと、工場全体の空気をクリーンに保つための大型空気清浄機が常に稼動し、出入り口は全て二重扉になっていて虫やほこりの進入を防止しています。快適な作業環境と事故を未然に防ぐ数々の工夫が凝らされています。
毎日の床水ふきと機械清掃
当社では毎朝ゴミやほこりが立つ始業前に床をモップで水拭きし機械の清掃を行います。どんなクリーンな工場でもほこりはゼロではありません。夜の間に落ち着いたほこりを朝一番で拭き取り一日のよい製品作りに備えることはもちろん、おいでになったお客様にいつでも気持ちよく見ていただきたいという願いを込めた大切な作業です。